第7回日本安定同位体・生体ガス医学応用学会大会開催にあたって
大会長 堀口明彦 藤田保健衛生大学総合外科・膵臓外科 教授
この度、第7回日本安定同位体・生体ガス医学応用学会大会を2015年11月6日(金)、7日(土)の両日、名古屋で開催させていただくこととなりました。名古屋では初めての開催となりますが、このことは当教室にとって大変光栄で、意義深いことであります。本学会は幅広い分野から構成され、安定同位体および生体ガス文責を医学分野へ応用することで病態の解明、治療の評価につながることを目標とした学会です。1985年に発足した13C医学応用研究会と、1998年に発足した日本呼気病態生化学研究会が合併した学会で、2008年に第24回13C医学応用研究会と第11回日本呼気病態生化学研究会が合同開催された後、2009年に日本安定同位体・生体ガス医学応用学会として新たに発足しました。研究会時代を含めると大変歴史のある学会であります。
今回のテーマは“Open the future of stable isotope & biogas”とさせていただきました。数多くの病態に関わる診断治療に役立つ安定同位体を用いた非侵襲的生体ガス評価法を普及できるよう、未来に向けて探っていただければと考えております。シンポジウムとして、「膵外分泌機能不全の診断と治療の進歩」を予定しております。外科、内科、基礎研究を問わず、安定同位体・生体ガスが医学応用のため有意義なシンポジウムになればと考えております。また、一般演題として未来に向けた研究、従来の研究の検証など幅広く募集いたしました。
この学会を機に、いろんな分野間の研究と臨床のシーズ・ニーズが深まっていただければ幸いです。
名古屋は「名古屋めし」のごとく食文化が盛んです。名古屋でおいしいものを食していただき、有意義で楽しい一時をすごしていただけるよう、全教室員一丸となって準備しております。多くの方々の御参加をお待ちしております。